釜山フィールド・ワーク二日目(在韓UN記念公園 、釜山博物館、国立日帝強制動員歴史館)
- Masanobu Matsuura
- 2019年7月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年8月9日
2日目は梅雨前線の影響で、あいにく大雨になりましたが、在韓UN記念公園 、釜山博物館、国立日帝強制動員歴史館を中心に見学しました。
朝鮮戦争では、国連安保理で「朝鮮国連軍」が設置されたことはよく知られております。他方で、朝鮮戦争による戦死者の遺骸が安置されている世界唯一の国連墓地が釜山にあることはあまり知られておりません。園内には、11ヶ国、約2,300名がこの地で眠っており、我々が訪れた日はちょうど朝鮮戦争開戦の翌日ということもあり、遺族と思われる外国人の方の姿もありました。
最近の研究で、朝鮮戦争当時、機雷除去や米軍向け物資輸送等、日本が果たした貢献について多くのことが分かってきました。しかし、このことは韓国でほとんど認知されておりません。米国、イギリス、トルコ等、実際に戦闘に参加した国家だけでなく、 スウェーデンをはじめとする医療部隊の役割についても紹介されているだけに、こうした集合的記憶を作る場所においても日本の役割が明記されれば、対日感情はだいぶ緩和されるんだろうと感じます。
また、政治外交や安全保障問題も大切ですが、釜山博物館では資料や展示物の見学に加えて、「韓国茶道」のレッスンも受けました。こちらは事前にインターネットで予約する必要があるようですが、大雨のためキャンセルが出たため、申し込むことが出来ました。学生にとって海外文化体験は隣国を知る良い機会です。
国立日帝強制動員歴史館では、日韓の歴史認識の違いを中心に見聞を広めました。論争的なテーマでありますので、先ず韓国の歴史館の資料提示方法について、事前に注意すべき点を説明した上で、各自が韓国側の認識を学びました。
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