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大韓民国政府奨学金のススメ

  • 執筆者の写真: Masanobu Matsuura
    Masanobu Matsuura
  • 2019年5月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:2019年8月9日


最近、授業以外で学生から留学について質問を受けることが増えました。中には、韓国留学してみたいという(変わった?)学生もいたりしますが、そういう学生には大学院留学で「奨学金」にアプライすることを薦めています。




個人的な話ですが、わたしは大学院の留学で韓国を選びましたが、その際、4年間、韓国政府招請奨学金を受給していました。お世話になっていた訳です。。。


さて、2019年現在の情報によれば、募集人数は 計11名(一般:10名 入養者又は韓国の在日同胞:1名)で、給付期間が修士で3年・博士で4年となっており、気になる「待遇」は、以下のようなかんじです(レートにもよりますが、だいたい円に1桁足せばウォンになります)。



①往復航空旅費(エコノミークラス)の支給←韓国政府が指定する航空会社の航空券を買うことになる。 ②生活支援金:月額900,000ウォン

③学費:授業料及び入学金全額研究費(年に2回の支給) (1)Liberal Arts、Social Science: 1学期毎に210,000ウォン (2)Natural Science、Engineering:1学期毎に240,000ウォン

④渡航一時金:200,000ウォン(1回のみ支給)

⑤語学研修費:全額

⑥論文印刷費: (1)Liberal Arts、Social Science:最大500,000ウォン(実費に基づく) (2)Natural Science&Technology、Arts、MusicおよびSports:最大800,000ウォン(実費に基づく)

⑦健康保険料一部補助:月額20,000ウォン

⑧韓国語習熟者に対する奨学金:月額100,000ウォン(韓国語能力優秀者(TOPIK5級または6級保有者)に対し、各課程開始より支給する)

⑨学位を取得して帰国する者に対する奨学金:100,000ウォン(1回のみ支給)



これを見ると、わたしが受給していた時とだいたい内容が同じです。昔、どこかの大学教員公募に出すときに計算したときに驚いたのですが、博士課程の4年間で750万円相当のご支援をいただいたことになります。


この奨学金、結構マイナーな割に充実しています。わたしがこの制度を知ったきっかけは、大学の学部の先輩が、この奨学金を利用してソウル大学大学院に留学していたからでした。当時、学部のGPAが芳しくなかったこともあり、記念受験かなぁと、重い足取りで面接を受けにお台場(当時は大使館ではなかった)に行きました。


面接では博士課程の研究留学であったため、研究テーマや希望する指導教授と自分の研究テーマとの関連性、帰国後のプラン等について突っ込んで聞かれました(韓国政府からすれば、投資する対象であるだけに、当然といえば当然ですね)。


幸いにも合格しましたが、奨学金がなければ韓国留学はせず国内の博士課程に進学する予定だっただけに、うれしかったことを覚えています。財政的な負担もなく、研究に打ち込むことができました。



韓国の大学院で学びたい方は、積極的にアプライすることをおススメします!!


(写真は奨学制度を利用して集まった同期の留学生たち)

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